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REVIEW「超戦」vol.3 | アウェーでの「超戦」〜重圧を超え戦いを制す | 第三戦 vs 東京ヴェルディ

シリーズでお届けするREVIEW「超戦」。

今回は「2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第三戦、11月16日(土)に三重県で行われた「東京ヴェルディ戦」の戦評です。ピックアップ動画も記事の最後にご紹介します!

ヴォレアス北海道 3 25 – 17
25 – 23
24 – 26
25 – 19
1 東京ヴェルディ

ヴォレアス北海道は今シーズン初のアウェー試合で、古田を温存し、前節途中出場だった張、戸田、そしてセッター辰巳、加えて田城貴之らを主に出場させた。キサルや田城貴之のMB陣の安定したブロックやクイック攻撃が随所に見られ、セットカウント3-1で東京ヴェルディに勝利した。

ヴェルディは、OH(アウトサイドヒッター)やOP(オポジット)らのアウトサイドからの思い切りの良いスパイク、増田による時間差など多彩な攻撃が目立った。第3セットではブロックアウト等でも得点を稼ぎ、新加入の張対策も成功してヴォレアスからセットを奪取した。

 

最終セットとなった第4セットももつれた展開となったが、終盤は張のブロックや破壊力あるスパイク等で6連続得点をあげ、ヴェルディを引き離して勝利した。

 

今回のヴォレアスは前節にも増して、ブロックが光った。キルブロック(シャットアウト)による得点という目立つプレーだけではなく、リードブロック(※1)をベースとして相手スパイカーに対するブロック枚数を確保し、可能な限りブロックタッチをしていく粘り強いブロック力を発揮。そこから攻撃に転じてゲーム展開を好転させていく堅実さも注目に値するゲームとなった。

 

※1「リードブロック」ってなに?
リードとは「見抜く」の意味で、推測(guess)による判断で動くものではなく、相手セッターがセット(トス)されたボールを見てから反応するという意味合いで、「シー(see)&リアクト(react)」によるブロックとも言われている。セットされた方向を見逃さず正確に動くことで、2~3枚のブロックによる数的優位を確保することができる。

 

PICKUP PLAY

今回はこの試合で7本のブロックを決めた、キサル選手の一枚ブロックです!

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