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REVIEW「超戦」vol.15 | ホーム戦負けなしの「超戦」道産子選手たちも躍動 | 第十五戦 vs 東京ヴェルディ

シリーズでお届けするREVIEW「超戦」。

今回は「2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第十五戦、1月26日(日)に北海道旭川市で行われた「東京ヴェルディ戦」の戦評です。ピックアップ動画も記事の最後にご紹介します!

ヴォレアス北海道 3 25 – 23
25 – 22
25 – 21
0 東京ヴェルディ

ヴォレアス北海道のホーム旭川での試合はこの日で通算4試合目、東京ヴェルディとの対戦となった。序盤からヴォレアスの張、ヴェルディの増田・與崎による打ち合いの様相でゲームが進んで行き、一進一退の展開が続いた。第1セットから第3セットまで接戦が続いたが、いずれのセットも相手のオフェンス力を弱める効果的なサーブと、自らのディフェンス力を有利に導く組織的なブロックによってヴェルディから逃げ切り、セットカウント3-0のストレートでヴォレアス北海道が勝利した。

ヴォレアスの強さの要因に、チームとしての緻密な組織力と、選手個人の発想豊かでダイナミックなプレーとの融合が挙げられる。

相手にプレッシャーがかかるサーブと組織的なブロックによる戦術の高さは、チームとしてV2リーグ随一のものであると言える。また個人のプレーでは、多彩な攻撃、特にセンターやライトからの積極果敢なバックアタックで得点を量産している。この試合の勝利を決めた最後の1点も、佐々木がセンターバックからのパイプ攻撃と見せつつ巧みにティップ(※1)を仕掛けて相手を翻弄した。

またこの試合では、山口、藤村、関根、加藤などいずれも北海道にゆかりある選手を投入し、それぞれの選手が持ち味を発揮して活躍した。リーグ期間を通して、チームとチームメンバー一人一人の成長と進化を導きながらチーム力を高めているエドHCの手腕も見逃せない試合となった。

※1「ティップ」って何?
ボールを強くたたいてスパイクすると見せかけて指先でボールに触れ、相手のブロックの後ろや横を狙って緩やかに返球するアタック。一般的にはフェイントと呼ばれることが多い。相手にモーションを読まれると相手側にチャンスを与えることになるため、ティップを仕掛けるモーションには高い技術が求められる。
PICKUP PLAY

今回は途中交代でコートインした加藤、関根が個々の持ち味を発揮したラリーをピックアップしました!

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