【戦評】vsヴィアティン三重[第2戦] ／ Team Staff Review_20201025

2020年10月26日 2020.11.21

「2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第2戦
前日に幕を開けたヴォレアス北海道の新たな超戦。2020年10月25日(日)開幕二戦目は、前日同様北海道旭川市にて行われた。
2020年9月に発表されたV2参戦チームの辞退や、様々なリーグ編成上の調整の影響から、土日二連戦は同一カードでの対戦となった。

前日の開幕戦を3-1で勝利したヴォレアス北海道は、スターティングラインナップを大きく変更し、ヴィアティン三重に的を絞らせない。
セットカウント3-0、ヴォレアス北海道は開幕から2連勝(勝ち点6)となり、絶好のスタートを切った。

ヴォレアス北海道

25 – 14
25 – 19
25 – 21

ヴィアティン三重

Team Staff Review

● 第1セット
前述の通り、前日から大きくメンバーを入れ替えて望んだヴィアティン三重との第2戦。
序盤からブロックが機能しブレイクポイントを重ね、優位な試合展開を作る。
その中でも、#13/佐々木博秋(OH)・#6/本澤凌斗(S)のお手本のようなキルブロックで勢い付いた。
今年から取り組みをしているジャンプサーブも含め、#6/本澤凌斗(S)がセッターとしてゲームを作った。
終始ゲームを支配し、ヴォレアス北海道が第1セットを先取した。
(得点後に喜ぶ #6/本澤凌斗ら)

● 第2セット
序盤は一進一退の攻防が続き、均衡した展開に。
本日スタメン起用の#13/佐々木博秋(OH)・#5家近滉一(OH)を中心にサイドアウトを重ね、ヴィアティン三重の連続ポイントを許さず、中盤戦に突入。
#23/田城広光(MB)のコントロールサーブからラリーを作り、#3/田城貴之(MB)のキルブロックが炸裂。その他にも、#13/佐々木博秋(OH)の強力なアタックで連続ブレイクを奪い取る。
終盤にかけては、#5/家近滉一(OH)のセンターからのバックアタック(パイプ攻撃)や#6/本澤凌斗の強力なツーアタックなど、幅広い攻撃で的を絞らせず、第2セットも連取となった。
(#5/家近滉一・#13/佐々木博秋のレセプション)

● 第3セット
このセットから、大幅にメンバーを入替えたヴィアティン三重の対応に苦慮する。
ヴォレアス北海道は#7/関根俊哉(MB)・#11/藤村昇太(L)をコートインさせる。
#7/関根俊哉(MB)のブロックポイントや、#11/藤村昇太(L)のディグ(相手スパイクのレシーブ)など、要所での好プレーは見られたものの、終盤までは一進一退の攻防が続いた。
終盤は、本日スタメン起用の#3/田城貴之(MB)や、爆発力が魅力の#14/チャンユーシェンなどの好サーブが多く見られ、ブレイクポイントを重ねリードを奪う。
最後は、#5/家近滉一のお手本のようなサーブレシーブ(レセプション)・レフトからのインナーへのアタックが綺麗に決まり、ヴォレアス北海道がこのセットも制し、ヴィアティン三重との開幕シリーズを二連勝で飾った。

Pick up PLAY

● 佐々木博秋 [#13 アウトサイドヒッター]

ブレイクが欲しい場面で、当たり前のように決めてくれるこの男！
アタッカー有利な状況下での見事なキルブロックが炸裂した。
相手のクロスへのスパイクを読み切った、レベルの高い好プレー。
（第1セット／1-1時）

● 本澤凌斗 [#6 セッター]

#14/チャンユーシェン(OP)の好アタックにより、ヴォレアス北海道のコート前方にボールが返ってくる。
相手ブロックの状況を確認し、強烈なツーアタックを見事に決めてみせたこのシーン。
サイドアウトを確実に取りたい場面で、冷静に状況分析をして自ら得点を決める好判断であった。
（第2セット／20-17リード時）

● 家近滉一 [#5 アウトサイドヒッター]

ヴォレアス北海道のアタッカー4枚が連動した、有利な状況での得点シーン。
#13/佐々木博秋(OH)のスパイクで相手を崩し、攻撃体制を整える。
この日も好調な#23/田城広光(MB)のAクイックと見せかけ、しっかりと助走をとった#5/家近滉一のセンターからのバックアタック(パイプ攻撃)が決まった。
（第2セット／21-18リード時）