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【戦評】vsサフィルヴァ北海道[第8戦] / Team Staff Review_20201128

「2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第8戦
北海道のバレーボール界にとって大きな意味を持つであろう北海道ダービー。
この歴史的一戦は、サフィルヴァ北海道のホームアリーナである北ガスアリーナ札幌46にて行われた。

ここまで6勝1敗のヴォレアス北海道に対し、初参入のV2で健闘を続けるサフィルヴァ北海道。
サフィルヴァ北海道は今季初のホームゲーム開催、沢山のサポーターが来場する中で迎えるアウェイでの一戦に、ヴォレアス北海道は以下のラインナップで試合に臨んだ。

●11/28日 vsサフィルヴァ北海道 スターティングラインナップ
S(17)/辰巳遼
MB(3)/田城貴之
MB(23)/田城広光
OH(13)/佐々木博秋 GAMECaptain
OH(20)/戸田拓也
OP(14)/チャンユーシェン
L(10)/白石啓丈

ヴォレアス北海道は、67.0%という安定したレセプションからサイドアウトを確実に奪い、さらにはチームトータル10本という驚異的なブロック数でサフィルヴァ北海道を圧倒した。
結果的に3-0のストレートで勝利を収めることができた北海道ダービー初戦。
以下の戦評とピックアッププレーをぜひご覧ください。

ヴォレアス北海道 3 25 – 17
27 – 25
25 – 20
0 サフィルヴァ北海道
Team Staff Review

● 第1セット
お互いに攻めのサーブを打ち合い、サイドアウトとブレイクをお互い譲らず奪い合いながら均衡状態が続く序盤戦。
サフィルヴァ北海道のリードで迎えた1stテクニカルタイムアウトを終えると、この日の最大級の活躍を見せた#13/佐々木博秋(OH)の存在感が際立ち始める。
相手ブロックを上手く利用したブロックアウト、相手選手の配置を的確に判断してのフェイント。最後は相手オポジットをキルブロックで仕留めて3連続得点。
更には#3/田城貴之(MB)が、サフィルヴァ北海道の攻撃の主軸の一人である#22/柏田(MB)のBクイックをブロックで仕留めて一挙4連続得点を挙げる。
レセプション[*1]成功率72.2%の#10/白石啓丈(L)が驚異的な守備範囲でヴォレアスの攻撃陣を支え、最後まで攻撃の手を緩めず1セット目を25-17で奪取する。
[*1 “レセプション” = サーブレシーブのこと]

(#13/佐々木博秋 と #3/田城貴之 による2枚ブロック)

● 第2セット
第1セットの良いリズムを維持し、順調なスタートを切るヴォレアス北海道。
#20/戸田拓也(OH)の鋭いアタックなどで、16-13と中盤まで優位な展開を作ることに成功する。
しかし、サフィルヴァ北海道もホームの力強い応援、さらには多彩な選手交代で流れを引き寄せにかかる。
21-20のヴォレアス北海道リードの場面で登場したのは、サフィルヴァ北海道キャプテンの青島選手。
ピンチサーバーでコートインし、2連続でブレイクを奪われ逆転を許す展開に。
流れを引き戻したいヴォレアス北海道は、#2/山口功太郎(S)・#4/古田史郎(OP)の2枚替えで応戦。
レフトからの強烈なアタックでサイドアウトを奪い、チームの指揮を高める。
1点リードの25-24で2枚替えを終え役割をしっかり果たすと、最後は#13/佐々木博秋(OH)が難しい2段トスを打ち切り、2セット目も死守。

(高さのある跳躍を見せる途中出場の #4/古田史郎)

● 第3セット
このセットは、#14/チャンユーシェン(OP)に替えて、前セット途中出場のあった#4/古田史郎(OP)をスタートから投入。
北海道ダービー初戦をストレートで獲ると気迫を見せるヴォレアス北海道は、ファーストポイントを#13/佐々木博秋(OH)が1枚でのキルブロックを見せ、絶好のスタートを切る。
#23/田城広光(MB)を中心に強いサーブで攻め続け、簡単には相手にサイドアウトを奪わせないヴォレアス北海道。
リードを保ったまま終盤を迎え、22-18でピンチサーバーとして投入されたのは、#18/後藤万澄(MB)。
今シーズンの新戦力が、相手レセプションを崩すと、#23/田城広光(MB)がブロックポイントをもぎ取りダメ押しのブレイクを奪う。
25-20で第3セットも奪取し、記念すべき北海道ダービー初戦をストレート勝利で飾った。

(強烈なスパイクを放つ #13/佐々木博秋)

試合終了後には、#13/佐々木博秋(OH)の勝利者インタビューが行われ、その後両チームが横並びになり記念写真撮影が実施された。
今後の両チームのさらなる飛躍が期待される、感慨深い北海道ダービーとなった。

Pick up PLAY

● 白石 啓丈 [#10 リベロ] ・ 戸田 拓也 [#20 アウトサイドヒッター]

相手の強いジャンプサーブをしっかりとコントロールしてセッターへと返球する#10/白石啓丈(L)
高い返球により、しっかりと助走をとることができた#20/戸田拓也(OH)にボールが運ばれ、力強いクロス方向へのアタックが相手コートに突き刺さった。
数的優位な状況を作った好レセプションと、ファーストボールサイドアウト[*2]を奪った好アタックのため、PickUp。
[*2 “ファーストボールサイドアウト” = 相手のサーブをレセプションし、アタックで攻め返し即座に得点すること] (第1セット/14-11リード時)

● 古田 史郎 [#4 オポジット] ・ 佐々木 博秋 [#13 アウトサイドヒッター]

好レセプションからのAクイックをブロックされ、#13/佐々木博秋(OH)のフォローなどで失点を防いだが、攻撃態勢が整わなかったシーン。
22-23と1点ビハインドの状況下で、#2/山口功太郎(S)が選択したのは#4/古田史郎(OP)のレフトからの攻撃。
充分な助走をとることができなかったにも関わらず、#4/古田史郎(OP)は高い跳躍からしっかりと相手の頭上からアタックを打ち抜いた。
簡単にセットポイントを握らせることなく同点に追いついたこの1点は、この日の3-0ストレート勝ちを決める上で重要なプレーであった。
(第2セット/22-23サフィルヴァリード時)

● 佐々木 博秋 [#13 アウトサイドヒッター]

この日絶好調の#13/佐々木博秋(OH)の1枚ブロックが綺麗に決まったシーン。
セットカウント2-0で迎えた、第3セットの1プレー目からのPickUp!
いきなりのキルブロックによりブレイク[*3]し、ヴォレアス北海道が絶好のスタートを切った。
[*3 “ブレイク” = サーブ側のチームが得点を奪うこと] (第3セット/0-0スタート時)

同一カード2連戦のため、本日も北海道ダービーとしてサフィルヴァ北海道との対戦となります。
ぜひ会場にて・画面の前にて、ヴォレアス北海道へのご声援をお願い致します!

そして来週はいよいよ、本拠地旭川でのホームゲームが開催されます。
対戦相手は、昨年3位の埼玉アザレア・前節で敗戦を喫した大同特殊鋼レッドスター。

難敵を迎え、勝利するにはサポーターの皆さまのご声援が必要です。
ぜひ会場へお越しください! We are VOREAS!!

2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN 旭川大会
荒井建設 presents VOREAS HOKKAIDO 3rd HOME GAME

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VOREAS HOKKAIDO Team Staff